鱼之子

何に打ち込んでからその分野以外のことが全然興味がないという人間が好きかどうかがわからないけど、なんかものすごく羨ましい感じがしている。
この映画で、ヒロインは小さい頃から、魚が夢中になったが、魚の博士になる夢がある。
しかし、勉学もできず学校の成績が悪いため、そういう人は本当の魚の博士になることは不可能だろう。いわゆる魚についての研究を進めることがほとんどできない。現代的な義務教育制度が主因だと思っている。
映画でヒロインの目へのクローズアップがいっぱいある。彼女の目で輝いているのを表現したい意図は分かるが、あまりにも多すぎる。一方、みー坊が魚に対する興味の深さが全然変わってない。一般的に、ヒロインのような興味というのは最初は単なる好奇心から始まり、年を取るにつれて、単にかっこいいから好きだというだけじゃなくてそのものについて具体的なことが知りたくて深く掘り下げたくなるはずなのに。しかし、その映画では、そういう変化が見えない。言い換えると、ヒロインは成長していないと言える。初心を忘れないことのはそういう人が全然変わらないという話ではないことだ。